お花見に行く必要ってありますか?断ってみていいですか?
毎年毎年、どうしてこちらから出向いていかなきゃいけないんですかね?
むしろ、花見の方から来るべきじゃないですか?
「今年はこちらからお伺いさせていただきたく存じます」とか言いながら花見の方が来るべきですよ、たまには。甘やかし過ぎじゃありません?
しかも毛虫やばくないですか?
来客があるってわかってるのに毛虫を体に這わせてるって相当なスタンド使いですよね?
毛虫這わせます?普通
とはいえ、花見は日本の文化であり楽しい事は間違いないので、今後このインセクター羽賀と如何に上手く付き合っていくのか。
これが東京オリンピックの課題となると思います。
そこで、花見の方が我が家にやってくる方法について本気出して考えて見たよ♡
1.花見の方からは来ない
まず来ません。いくら待っても来ません。
そもそも桜は来るとか来ないとかそういう概念ではなく、もっと宇宙的な、波動とかそういう次元の話です。
2.覚せい剤を視野に入れ検討する
これはかなりお茶目ですが、花見の方から来てもらうにはこれしかないでしょう。
3.お母さん
「お母さん!!どこしまったの!?花見はどこ!?勝手に片付けないで!!」
と、ンヒィヒィ泣きながら言いましょう。
お母さんは瞬時にタンスから花見を出しますが、それは覚せい剤による幻覚作用です。まず覚せい剤をやめましょう。
4.自分自身が花見だと気付く
ここまで来れば、もうアナタは「いつもは見てばかりだけど見られるのって結構いいカモ♡」と覚せい剤で楽しくなっているはずです。
後ろを向いてください、お母さんが立っているでしょう。
そのお母さんは幻覚ではありません。
貴方に更生して欲しくて
泣くのを堪え、口元を震わせながら、それでも笑顔を作っています
「そうだ、病院に行って見ない?」
いま思いついた様に口にした言葉ですが、そのセリフは何日も、何ヶ月も前から練習した言葉でした。
何気ない提案の様なその言葉は、本当はお母さんにとって痛いほどの願いです。
それでも貴方には、お母さんの声は届きません。
貴方は、貴方の世界のお母さんがタンスから出した桜に「たまには花見の方から家に来い!」と説教をしているからです。
母はもう限界でした。
愛する子供を守るには、もう我が子と最後を共にするしかない。と、やつれた手に包丁を持ちました。
その時
「...さくら....」
貴方は窓の外に本物の桜を見つけ、笑顔を見せました。
「小さい頃から桜好きだったものね。お花見でも行かない?お願い」
お母さんは、顔が引きつってうまく笑えません。
それどころか口の端を震わせて、涙を流しています。
「お花見?毛虫やばくない?普通、来客あるのわかってて体に毛虫這わせます?やばくないですか?そこが東京オリンピックの課題ですね。」
と言いながらも貴方は既にタンクトップに着替えて花見に行く気マンマンです。
こうして、久しぶりに桜の樹の下に家族の笑顔と笑い声が満開に咲き誇りました。
お花見って素晴らしいですね。
5.自分自身に催眠術をかけて花見の方から家に来てもらう
以上です。死にます。